「電験三種を受けてみたいけど、どれくらい難しい資格なんだろう?」
「資格の偏差値でいうとどのくらい?」
電験三種への挑戦を考えている人なら、一度は気になりますよね。
電験三種って難関資格のイメージがあるけど……偏差値でいうとどれくらいなの?
資格の難易度を偏差値で評価しているサイトでは、電験三種は偏差値58程度とされています。
ただ、実際に電験三種を取得した私の感覚では、偏差値だけを見て「難しいから無理!」と考える必要はありません。
私は電験三種を取得した後、エネルギー管理士や電験二種などの資格にも挑戦してきました。
この記事では、そんな私の実体験をもとに、
- ・電験三種の偏差値はどのくらいなのか
- ・実際に受験して感じた難易度
- ・電験三種が難しいと言われる理由
- ・電気未経験者でも合格できるのか
- ・電験三種に必要な数学レベル
について、ゆる~く、分かりやすく解説していきます!
電験三種の偏差値はどれくらい?
結論からいうと、資格の難易度を偏差値で評価しているサイトでは、電験三種の偏差値は58程度と評価されています。
偏差値58!?
結構難しい資格なんだね……。
実際に受験した感覚では、個人的にはもう少し低くてもいいかな?と思っています。
そもそも「資格偏差値」は公的機関が発表している数字ではありません。
大学受験の偏差値のように統一された試験結果から算出されたものではないため、あくまで他資格と難易度を比較するための目安として考えましょう。
合格者の感覚では「偏差値58」は少し高め?
私自身が実際に電験三種を取得した経験からいうと、試験形式だけを考えれば偏差値58より少し低くてもいいと感じています。
理由の一つが、現在の電験三種は以前より挑戦しやすい試験制度になっていることです。
- ・年2回受験のチャンスがある
- ・CBT方式も利用できる
- ・解答は選択式
- ・科目合格制度がある
- ・電験三種向けの参考書や動画教材が充実している
私が受験した頃と比べても、受験しやすい環境はかなり整ってきました。
じゃあ偏差値58って高すぎるんじゃない?
ところが、そうとも言い切れないんですよ!
電験三種には、試験範囲がとにかく広いという難しさがあります。
試験形式だけなら以前より挑戦しやすくなりましたが、勉強しなければならない内容そのものが簡単になったわけではありません。
その意味まで含めると、偏差値58という評価も割と妥当かなというのが現在の私の感覚です。
電験三種が難しいと言われる最大の理由は「試験範囲の広さ」
電験三種の難しさは、なんといっても4科目の試験範囲の広さです。
電験三種には、
● 理論
● 電力
● 機械
● 法規
の4科目があります。
そして、この4科目で勉強する内容がかなり違います。
理論では電気回路や電磁気などの計算問題。
電力では発電所、変電所、送配電設備。
機械では電動機や変圧器、パワーエレクトロニクスなど。
さらに法規では電気関係の法律や施設管理について勉強します。
計算して、発電所を覚えて、モーターを勉強して、最後は法律……?
やること多すぎない??
そうなんです(笑)
これこそが電験三種の大変なところです。
私は大学で電気系を専攻していましたが、大学では電子系を中心に勉強していたため、強電分野については電験三種の勉強で初めて知る内容がかなりありました。
強電の知識がない人にとっては、電力・機械・法規あたりで「知らないことばかり……」となる可能性があります。
そのため電験三種は、
一つ一つの内容がとてつもなく難しい資格というより、広い範囲をコツコツ理解していくことが難しい資格
だと私は思っています。
電験三種の数学レベルはそこまで高くない
試験範囲が広いと聞くと、
「数学もかなり難しいのでは?」
と思う人もいるでしょう。
でも、ここはあまり心配しなくて大丈夫です。
電験三種では計算問題が多く出題されるため数学の知識は必要ですが、非常に複雑な数学を使わなければ解けない資格ではありません。
主に使うのは以下となります。
- 数と式、平方根と指数
- 方程式(一次方程式、二次方程式、因数分解)
- 三角関数(余弦定理、加法定理、弧度法)
- ベクトル(極座標表示)
- 複素数
三角関数とか複素数って聞いただけで帰りたくなってきた……
大丈夫です(笑)
最初から全部できる必要はありません!
必要になったところを参考書で一つずつ理解していけばOKです。
私の場合は電気系の大学を卒業していたので、特に理論科目はかなりアドバンテージがありました。
理論についてはほとんど初見の内容がなく、感覚としては高校・大学で勉強した内容を復習している感じでした。
一方、数学や電気の基礎知識がない人の場合は、理論を理解するまでに私より時間が必要になるでしょう。
それでも、電験三種のために必要な数学を基礎から説明している参考書もあります。
数学が苦手だからという理由だけで、電験三種を諦める必要はありません。
電気未経験者でも電験三種に合格できる?
結論からいうと、私は十分可能だと思っています。
電験三種は簡単な資格ではありません。
特に強電の知識がない状態からスタートすると、初めて聞く専門用語がたくさん出てきます。
それでも私が「未経験者でも合格できる」と思う大きな理由が、学習環境が非常に充実していることです。
現在は、
- 初心者向け参考書
- 過去問題集
- 電験専門のYouTube
- Webサイト
- CBT方式
- 科目合格制度
など、電験三種に挑戦するための環境がかなり整っています。
でも仕事しながら4科目勉強する自信ないなぁ……。
一気に全部理解しようとしなくて大丈夫ですよ!
電験三種はコツコツ続けることの方が大切です。
私自身、電験三種合格までに約340時間勉強しました。
電気系大学卒だった私でも、それなりの勉強時間が必要でした。
逆に考えれば、最初からすべて理解できるような特別な人でなくても、参考書を使って一つずつ理解していけば合格を目指せる資格です。
私は、モチベーションを維持して勉強を続けることができれば、誰でも挑戦できる資格だと思っています。
電験三種は過去問だけやれば合格できる?
電験三種では過去問演習が非常に重要です。
ただし、
「答えを覚えるまで過去問を繰り返せばOK!」
という勉強方法はおすすめしません。
電験三種では、電気の原理を理解したうえで考えなければならない問題も出題されます。
そのため、
参考書で理解する
↓
過去問を解く
↓
分からなかったところを参考書に戻って理解する
↓
もう一度過去問を解く
という流れがおすすめです。
過去問を暗記するんじゃなくて、「なぜそうなるのか?」まで理解するってことだね!
その通りです!
電験二種にステップアップするときにも、その理解が必ず役立ちますよ。
電験三種は以前より挑戦しやすくなった
電験三種の試験制度は、私が受験した頃から大きく変わっています。
現在は上期・下期と受験機会があり、CBT方式も導入されています。
さらに4科目のうち一部に合格した場合は科目合格となり、所定の手続きを行うことで合格した科目について最大で連続5回まで試験免除を受けられます。
つまり、
「4科目全部を一度に合格しなければならない」
わけではありません。
それなら仕事しながらでも挑戦しやすそう!
そうですね!
昔より受験のチャンスが増えているので、難関資格だからと必要以上に怖がる必要はないと思います。
ただし、試験範囲そのものは広いので、計画的に勉強することは重要です。
電験三種に挑戦するなら何から始めればいい?
「自分でも合格できそうだから挑戦してみたい!」
と思った人は、いきなり問題集を買い込む必要はありません。
まず、
① どのくらい勉強時間が必要なのか知る
↓
② 自分に合った勉強方法を決める
↓
③ 参考書を1冊決める
↓
④ 過去問演習へ進む
という順番がおすすめです。
私は電験三種合格まで約340時間かかりました。
勉強時間については別の記事で詳しく紹介しています。
参考書だけだと理解できるか心配だなぁ。
そんな人にはYouTubeもおすすめですよ!
電験三種は無料で勉強できるYouTubeチャンネルもかなり充実しています。
まとめ:電験三種は偏差値より「勉強を続けられるか」が重要
今回は電験三種の偏差値と、実際に取得して感じた難易度について解説しました。
- ・電験三種の資格偏差値は58程度と評価されることがある
- ・4科目あり、試験範囲が非常に広い
- ・強電未経験者は初めて学ぶ内容が多い
- ・必要な数学レベルは極端に高くない
- ・現在は年2回の受験機会やCBT方式、科目合格制度がある
- ・参考書やYouTubeなど学習環境も充実している
- ・未経験者でも継続して勉強すれば十分合格を目指せる
偏差値58って聞いてビビってたけど、ちゃんと勉強すれば自分でも挑戦できそう!
その気持ちが一番大事です!
電験三種は簡単な資格ではありません。
でも、「頭がものすごく良くないと合格できない資格」でもありません。
試験範囲が広いので時間は必要ですが、参考書を使って一つ一つ理解し、勉強を継続していけば十分合格を狙えます。
偏差値という数字だけを見て諦めず、ぜひ電験三種に挑戦してみてください!






